9/2の宿主様の誕生日をもちましてバク獏100枚書けたのでサイト閉鎖しました。
二ヶ月弱ですがありがとうございました。
「宿主あがったぜ」
そう言われて振り向くと彼はびしゃびしゃと床を濡らしていて、僕は思わず眉をしかめた。
「ちょっと!ちゃんとタオルでふいてからあがってよ!もうびしょびしょじゃないか…」
「ああ?別にいいだろ」
「常識ないよ本当に」
「…うるせーな…そんなに言うなら」
!
バクラは濡れたままの肢体で僕を抱きしめだした。僕は驚いて声も出ない。
一気に胸から肩、どこからどこまでも濡らされてしまったようだった。夏の暑さにバテていた体も、彼の濡れた体によって一気に冷えていった。
「…ちょっと、冷た…っ、なにする、」
「…お前がタオルなんだよ」
「…っ意味が、」
びしょびしょになっていく、僕の体は、熱をさまよっていって、どこへいけばいいのかわからない。
混乱していく脳で、もう彼に咎めることもできなくなっていた。
いつだってそうだ。僕は彼に死ぬほど甘くて、こうやって抱きしめられてしまうと何もかもどうでもよくなってしまう。頭がぼおっとしてくるのだ。
「濡れちゃうんだ、けど…っ」
「どこが?」
そうやって言われた瞬間、彼は僕の濡れた太ももをいやらしく撫であげたものだったから、僕は思わず体を大きく震わせた。
このままどうにかなってしまいそうだ、と僕の思考も本格的に霞んでいったころ、零れ落ちた冷たい雫が僕の足元を濡らし、はっと現実に戻ってきた。
「…離れて!」
「おっと、なんだよ。冗談だって」
解放されても壊れたような心臓の音は鳴りやまなくて、僕は冷えた手の甲で火照った頬を冷やした。
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果汁 のもか閻魔大王からいただきました。うっほっほい!!!!!
まゆたんパロです!!!
すごいです!!!!!
「お前がタオルだ」ですよー!!!!!うっほーい!!!!!!
まゆたんパロ!!!まゆたんパロ!!!!!
まゆたんパロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おねがいして書いてもらいました・・・!!!!!!!!!
まゆたんパロです・・・!
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今日はどうやら機嫌の悪い日らしい。
ぐしゃぐしゃに散らばっていたフィギュアがそれを物語っていた。床に寝かされても笑っている人形は気味が悪かった。
「宿主…?」
日も暮れているのにこの家は電気も付けない。仕方がない。なぜなら宿主のそういう日なのだ。
時折、何が原因なのかどういう周期かはわからないが、こういう日がくる。
真っ暗な部屋で、破壊的な行為へ手をのばすのだ。
俺は腰をおろし、散らばったフィギュアを拾い集めた。元の場所にないと宿主が怒るのだ。
今日はどこへいるんだ宿主。この間は台所、その前は寝室だった。同じ空間にいるはずなのに、こんな日の宿主は闇と同化しているかのように極端に存在が薄い。
宿主、
俺はもう一度彼の名を呼んだ。返事はない。
宿主はいつか消えてしまいそうな透明さを持っていた。いつか俺をおいていくんじゃないかって不安がぐるぐると渦巻く。こんな日は特に顕著だ。
寝室へ向かうかと足を運ぶと、途端シャワーの音が響いた。今日は浴室か。
散らばっていたフィギュアを適当に並べ俺は気持ち足早に浴室へ向かった。
「宿主!」
がしゃんと思い切り浴室の扉を開くとそこには真っ白な背中が広がっていて思わず青く心臓をドキリとさせた。
青白くさえある華奢で今にも崩れ落ちそうな背中だった。雨のようなシャワーはひたすら彼を濡らしていた、刺していた。
「宿主!何やって、」
「………お前…」
「こっちは心配して…っ」
虚無感に揺れた空っぽの大きな瞳がこちらをぎょろりと覗いた。もう一度心臓が青く震えた。
「何だよ、このシャワー温いじゃねえか!風邪ひく!」
ぐいっと腕をひっぱると細さにぎょっとした。自分と同じ細さのはずなのになぜこんなにも違うのだろうか。
弱々しい宿主を見ると不安になる、今すぐにでも死んでしまいそうな儚さを持っている。おいていかれそうなのだ。俺をおいてどこかへいってしまいそうなのだ。
その白い体を土に埋めて灰になってしまったら、俺はどこへいけばいい、
「お前が」
悶々としてると宿主が小さく口を開いた。声に振り向くと宿主が幼い泣きそうな子供のような顔をしていたから素直に驚いた。
「お前の帰りが遅いからだよ」
「…は?」
「お前が、いつまでも帰ってこないから、僕は、」
こんな必死な宿主は初めて見るかもしれないと思った。俺は言葉を見つけることもなくただ宿主の声を待った。ぴちゃんとシャワー口から一滴したたった。
「お前が、帰ってこないと、僕はおいてかれるんじゃないかって」
「……」
「もうこれ以上、おいてかれるのは、嫌な、んだ」
宿主の声が濡れて、俺まで涙腺がゆるみそうだった。骨のような手が震えていた。
どうしようもなくなって、バスタオルを取り出した俺は頭から彼にかぶせた。
わあ、真っ暗!なんて宿主が言う。本当に子どもみたいだ。
「どこにもいかない」
「………おまえ、」
「だから宿主もどこにもいくな」
「…泣いてるの?…うわっ見えない見えない」
わしゃわしゃと白い髪をくしゃくしゃに混ぜた。
これが運命共同体って言うやつなのかとよくわからないことを思い浮べた。
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果汁 のもか天皇からいただきました。うっほっほい!!!!!
じつはこれがはじめてもらったバク獏です。
これもらってうれしかったんだけど、でもうれしいありがとうじゃもう書いてもらえない!と思ったから、
「もう一つバク獏かかないとアルカナフォースクオリティでもかは死にます」ってゆったから、二作目を書いてもらえたんですよ・・・☆
未だ縛られたままなのだ、お前も、僕も。
お前がどこにもいってしまわないように僕は必死に縄をお前にくくりつけた。何重にビニールテープをまいていく。僕は嗚咽を繰り返しながらまいていった。お前はバツが悪そうに目を伏せた。
宿主。
かすれた声でお前はつぶやいた。
同じ体なのにどうして、もっと近くにいたいと思うのだろう。これ以上近づくことなどできないのに。それでもこんなに近いのにお前は遠い。僕よりもっと先のその先のずっとずっとその先を見てる。
こんなちっぽけな白い半透明のテープでお前を縛らなければ、不安で仕方がない。
「いかないで」
「宿主、」
「いかないでよ…っ」
「宿主……ッん、く……!」
縛ったお前にまたがって、起立したそれを体に埋めた。入る、お前のそれが入ってくる。
「…うあっ、宿主…!」
「ふっ…くうッ…」
お前はいやらしい顔してる。なんだ悪い顔でもこんな顔できるんじゃないか。
お前のが入って奥を突いて、そこから吐精しても注いでも何も残らない。何も生まれない。
一緒にいた証がほしいだけなのに!
「ああッ…宿主、!」
「やらしいね…お前は…」
「ん……」
(ああ、犯してる気分だ)
こんなことして何も変わらないね。
変わらず陽は昇り沈んでいく。
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果汁 のもか天皇からいただきました。うっほっほい!!!!!
「ずっとちゅーぅしてたらいいよ」ってゆったら書いてくれた・・・!
これほんとすごい・・・!!!!ぜえええぜええええ。
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プロフィール
HN:
すめ。
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/05/02
自己紹介:
Coccoだいすき愛してる。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
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