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9/2の宿主様の誕生日をもちましてバク獏100枚書けたのでサイト閉鎖しました。 二ヶ月弱ですがありがとうございました。
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ガラにも無い。それ処か盛大に情けない。世界を滅ぼす大邪神様が聞いて呆れると自分で自分に絶望する。けれど敵わない、と何処かで諦めている自分も居て、混乱の極みだ。お前がどんなに訝しもうと、演技なのかと疑おうと、如何なる疑問も俺様の心の内には敵わないだろう。
お前を見てると、調子が狂う。
其れが何故なのか答えが判らない程耄碌してはいないけれど、判らないフリもしてみたくなる、というものだ。
『だから、騙されないってば。』
『そんなんじゃねェって。』
腕の中にすっぽりと収まっておきながら口だけは抵抗するお前も、既に心を許している。其れが狙いだったというのに、不満の残る自分を蹴り倒したくなる。ああ、馬鹿げている。どうかしている。
『じゃあ何なのさ。』
『俺様にも判らねェっつってんだろ。』
ふん、と鼻を鳴らす。其れは嘘だった。本当は全部判っていて、只知らないフリを続けているだけだ。
どうして抱きしめたくなるのか。どうして甘やかしたくなるのか。どうして、お前を大切だと思うのか。
それは単なる宿主という役目にしか見ていない頃とはまるきり違う感情が支配しているからだと、ちゃんと知っている。ヤキが回ったとしか思えない、バカバカしい感情だ。
『何それ。』
言いたくないから言わないけれど、と投げ出した台詞に、お前はふふ、と眉尻を下げて笑った。
其の顔にぐらりと傾く思考。
何て、情けない。




返事の代わりに背に回す腕の力をぎゅっと強めて、絆されていると白旗をあげる自分に、そっと、溜息を吐いた。
ガラにも無い。それ処か盛大な誤算だ。世界を滅ぼす大邪神様が聞いて呆れると自分で自分に絶望しながらも、それでも良いか、と何処かで諦めている自分も居て、混乱の極みだ。





お前がそうやって笑ってくれていたら、良いか、なんて。





【大好きなあなたに5題】 :SILENT SPEECH 01:笑っていて、いつでも
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HN:
すめ。
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/05/02
自己紹介:
Coccoだいすき愛してる。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
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