忍者ブログ
9/2の宿主様の誕生日をもちましてバク獏100枚書けたのでサイト閉鎖しました。 二ヶ月弱ですがありがとうございました。
AdminRes
<< 03  2025/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[1] [2] [3] [4] [5
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





どうしてこんなに好き、なんて判らないし。
どうしてお前なの、なんてそんなの僕にだって判らないよ。
なのに、気持ちが溢れて止まらない。
ねぇ、すきだよ。すごくすきだよ。
どうしてこんなに好き、なんて知らないし。
どうしてお前なの、なんてこっちが聞きたいくらいだ。
なのに、気持ちが溢れて零れてしまいそう。




この胸の内を全て言ってしまえば、お前はどう思うんだろうね。




どうしてこんなに好き、
どうしてこんなに、
どうして、
どうして、
あああ、破裂寸前だ。




いつかお前を殺してしまいそうなくらい、すきだよ。




あああ、とてもじゃないけれど抱えきれないよ。
きっと何時か、溢れてしまうね。
きっと何時か、零れてしまうね。




重量級の愛、受け止めてくれなきゃ、殺す。





【抱いて抱かれて10のお題】 :SILENT SPEECH 05:気持ちが溢れそうなの
PR



気付いていないフリなんて出来る筈がない。熱視線に溶かされて、蕩けてしまいそうだ。まるで視姦されてるかの様で、身体の奥底から熱が競りあがる。次いで、ぞくり、と背筋に得も知れぬ期待が這い上がった。こんな身体に誰がしたの、と問い詰めてとっちめてやりたいけれど、それでは自分の洒落にならない性癖も露呈しているに同じ事だから、悔しくてそんなこと、言えそうにない。背後から感じる視線を全身に受け止めながら、其の視線だけで快感に悶えそうだ、なんて。
とは言ってもそんな事、君には全て筒抜けだ、という事も知っているけれど。




『っ・・・何・・・か、様・・・。』
努めて平静を装った、つもりだった。しかし意図せずとも上擦る声が、君の術中に嵌っていると惜し気もなく露呈していて嫌になる。君の事になるとてんでポーカーフェイスを纏えなくなるのだから、本当に困ったものだ。
『別に・・・?』
含みを帯びた声音で返されては、どうしようも無かった。手も足も出ない、とはこの事だ。にやにやと意地の悪い顔をしているであろう事は、嫌でも予想される。意地悪な視線がねっとりと絡みつく様は、全身を撫で回される感覚に似ていた。器用にまさぐられ、高みに無理矢理昇らされる、あの感覚だ。
『どうかしたのかァ?宿主ィ・・・。』
相変わらずの頭にくる薄ら笑いを浮かべているであろう、お前がゆっくりと背後から近付いてくる、と知覚したその時だった。ぎゅ、と後ろから抱きしめられ、思考が弾け飛ぶ。
視線だけで十分に舞い上がっていたこの身体には致命傷だ。刺すような視線も、嘗め回すような視線も、全部が全部僕の変態嗜好を極限まで高めていく。背中に感じるぬくもりも、耳元に感じる吐息も、全部が全部僕自身を極限のその先まで高めていく。こうなったら為す術もない。
『判ってる、くせに・・・』
この先どうしたらいいか、なんて言わせないでよね。




溶けそうな視線を送られては、到底太刀打ち出来ないに決まっている。後は為すがまま、今度は君自身に溶けていきたいな。
振り向いて案の定にやにや笑いを浮かべている君に、せめてもの反撃で不意打ちのキスを食らわせた。





【抱いて抱かれて10のお題】 :SILENT SPEECH 04:溶けそう




雲はいつか流れていき、花は枯れて季節は巡る。終わりなき事象なんて存在しないけれど、延ばした手の先にお前がいるなら構いやしないさ。
『此処でだと、触れるんだね。』
空を切る筈の手に確かな温もりが広がる。此れが現実の世界ならば虚しく通り過ぎてしまうだろうけれど、此処は居心地のいい2人きりの空間だ。心の部屋というのはとても便利に出来ている。なにせ君に触れる事も、触れられる事も可能だもの。そんな世界を秘密裏に共有しているなんて、誰にも知られたくない。まして誰にも教えたくない。
僕らは2人きりの時だけは、やけに素直になれるから。
『ずっと此処に居ろよ。』
僕の手が君の頬に触れた時、君は目を細めてそう言った。命令でも無理強いでもない、ただ願うだけの声音だった。
『緩やかな監禁願望?』
ふふ、と笑ってその頬を撫で続ける。いいね、それも悪くない。君が僕の中に居座り続ける限り、僕は表の世界には顔を出さない。ただひたすら心の世界で、君を眺め続けるんだ。君に触れることだけを待ち望むんだ。ああ、いいね。
『学校も、友情ごっこも、俺様に任せておけばいい。』
お前は此処で俺様だけを見ていろ、と殺し文句を続けた、と思うが否や、君の顔が近付いてくる。口付けは僕を盛大に甘やかせる時の合図のようなものだ。この口付けには逆らえない。そう知っているからこそ、君は僕に触れるだけのキスを贈る。
ああ、好きで好きで…君の全てに僕の人生は侵されていく。




『僕の真似、完璧にしてね。』
どれだけ自己を失い君に貢献しているのだろうか、なんて考えたら恐ろしい。
けれど流れゆく雲も、土に還える花も、終焉の存在をきつく告げるから。
僕は君が此所に居る間だけはただ、君に流されていたい。延ばした手の先に君が居るのならば、それでいいんだ。
いつか君がいなくなるまでは、僕の身体は余す処なく君にあげるよ。




好きで好きで好きで好きで、どうしようもないから。
 



【抱いて抱かれて10のお題】 :SILENT SPEECH 03:好きで好きで・・・
一応ワンクッション!




君に触れる事が出来るなら何処でだっていいよ。そんなロマンチックな台詞を吐いてみても、結局の所君と交われるのは心の中でだけだった。もしも君に実体があったならば、君が僕以外を乗っ取っていたのならば、現実の世界の何処でだって、好きなだけ触れ合うというのに。
『ねぇ。』
ぎゅう、と抱きついてその先を促して、君と交わる事を願う。僕は君とならば、例え此処が公共の場だって構わないのに。公衆の面前で情熱的な口付けを交わしたって、構わないというのに。
けれどそんな事は不可能だと知っている。そして、知っているからこそ、このままここで、でも良いから、抱きしめてほしい。
『ここで、いいよ。』
このまま、何も考えずに押し倒されて、快楽の波に飲まれたい。そんな心情の時だってあるでしょう。現実の世界に戻ったときに、堪らなく不安になる事があるんだ。触れられない君に対して抱く不安だけでなく、禁忌の交わりを咎められているかの様な、背筋を這い回る背徳感による不安。僕は一体何をしていたんだ、と、どうしようもない矛盾した心が体中を苛む。抱きしめてほしいと思う心の裏腹にそんな身勝手な感情が沸き上がる自分が、どうしようもなく、愚かで、そして卑怯者に思える。それならば今、擦り寄るべきでは無いじゃないか、と言われるかもしれないけれど、
ああ、だけど、それでも今此の瞬間だけは、君に抱かれて偽りの幸福に身を委ねたいんだ。
それがどんなに愚かで矛盾しているかなんて、とうの昔に気付いている。




『このままここで。』




どんなに馬鹿げていると思ったって、目先の欲求には敵わないんだ。君だってそうだろう。
早く侵食して僕を君でいっぱいにして。
そして、現実の世界で触れ合えない虚しさに気付く暇を与えない程に、追い立ててくれたらベストだね。
このまま、ここで。




【抱いて抱かれて10のお題】 :SILENT SPEECH 01:このままここで
前のページ    HOME    次のページ

Powered by Ninja Blog    photo by P*SWEET    icon by Egg*Station    template by Temp* factory

忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
bannner.jpg


最新コメント
プロフィール
HN:
すめ。
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/05/02
自己紹介:
Coccoだいすき愛してる。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析