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9/2の宿主様の誕生日をもちましてバク獏100枚書けたのでサイト閉鎖しました。 二ヶ月弱ですがありがとうございました。
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背中越しに感じる体温は思い込みだ。君に実体は無い。意識体の君の熱を感じるなんて馬鹿な事ある筈ない。
けれど背中合わせの君の鼓動が今にも聞こえてきそうなんだ。




『宿主。』
『なぁに。』




とくんとくんと一定のリズムを刻む心臓の音は僕のものだろうか、それとも君のものなのか。合わせた背中が溶け合って境界線が無くなる感覚に陥って、どちらのものなのか判別がつかない。そもそも僕達は得てして一つであるべきなのだから、間違ってもいないのだろうけれど。
ああ、それでも、この空気は僕のねじを一つずつ緩めていく。外れていく。
焦がれるように、君に蕩けてしまうんだ。




『宿主。』
『なぁに?』




其の声で、其の口調で、君に呼ばれる度に背中越しの温度はどんどんと上がっていくようだ。此処は心の部屋の中ではないのだ。それなのに、身体はどんどんと君の熱に蕩かされていく。溶けてしまう。
背中合わせの体制では君の顔が見えないけれど、きっと君も僕と同じ顔をしている筈だから。




『・・・なんでもねェ。』





ばつが悪そうに囁いた声が、とても、柔らかい筈だから。




『うん、知ってる。』




ふふ、と笑って背中越しのお前の鼓動に身を委ねる。
やっぱりあったかいなぁ、なんて思いながら、心地よさに目を細めた。
それはとても幸せな、ゆるりと流れる情景だった。
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HN:
すめ。
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/05/02
自己紹介:
Coccoだいすき愛してる。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
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