9/2の宿主様の誕生日をもちましてバク獏100枚書けたのでサイト閉鎖しました。
二ヶ月弱ですがありがとうございました。
君は僕の支配者気取りで、けれど肝心な処で爪が甘い。殴る蹴るは当たり前、目の前がチカチカする程首をきつく締め上げられた事だってあるのに、それでも僕を殺すには至らない。意識を手放す寸前には、悪かった、と急速に肥大した罪悪感か何かに囚われるのか、僕の肩口に顔を埋めながら謝罪する。その時の君といったらまるで悪戯を咎められた幼子の様だから、僕の中に言い得て妙な感情が溢れだすのだ。君は僕の支配者ではない。僕が君を支配しているのだ、と。君は僕を蹂躙しているつもりかもしれないけれど、僕に対する罪悪感に囚われている様では甚だ甘い。それではまるで意味が無い。追い詰めて追い詰めて追い詰めて、逃げ場を無くさないと意味が無い。きっと僕の方が君より、支配者に向いているんだね。
今から僕が君に“本当の支配者は、こうあるべきだ”という事を、教えてあげる。
『ねぇ、僕ね、君の事、』
『とても、すきだよ。』
ゆっくりとなぞらえる様に言葉を選んだその後に、きゅ、と抱き締めて、
紡いだのは、支配欲。
どんなに僕を痛め付けたとしても、どんなに僕を酷く抱いたとしても、君の支配欲なんて、所詮子ども騙しだ。君は僕の言葉にじわじわと浸透されている。いずれ君は僕の言葉から逃れられなくなる。愛という名の束縛から、逃げ出す事は不可能だ。
僕の溢れる愛で、支配してあげるからね。
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プロフィール
HN:
すめ。
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/05/02
自己紹介:
Coccoだいすき愛してる。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
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でも甘いのもあるよ。
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