快楽の波に翻弄され

絶倫大邪神×ド淫乱宿主につきワンクッション！なまぬるいけどがんばったよ。ヤッてるだけです。
R指定くらい入るかな！自己判断でよろしくお願いします。

抱きしめられるのも、口付けられるのも、蕩けるような愛撫も、貫かれる感覚も、頭が真っ白になる達した時の感覚も、これ以上ない快感を与えてくれるから。何も考えられなくなる程揺さぶられて、思考が弾け飛ぶ瞬間と言ったら堪らない！
もっと、と善がって僕から強請る事も少なくない。もっと、もっとして。足りない。強く揺すって君自身で喜ばせて、と理性なんて何処にも無い獣みたいに快楽に溺れる。
『っ・・・ああ！』
いいよ、蕩けそう。うっとりと君を見上げるとまだまだ余裕たっぷり、の表情で僕を見下ろした。ああ、ぞくぞくする。君のその顔だけで僕は天国に逝けそうだ。君の手が胸元を掠める度にみっともなく喘ぎ、僕自身を包み込む度にあられもなく仰け反った。何度達したか、なんてわからないけれど、きっと限界はとうに過ぎ去った。
理性の崩壊した意識は、これ以上の快楽は苦痛だという危険信号すら受け取らない。
吐き出す欲望は既に色を失い、これ以上は無理だと悲鳴すら上げている。情けない。どんなに体が拒絶しようとも、本能が熱を追い求めているのだから無意味な事だ。君がまだまだ余裕なのなら、僕は意識を手放すぎりぎりまでお供しよう。今この瞬間がとてつもない至福に包まれていて、後先を考えている余裕が無い。今。今だ。今が幸福ならそれでいいんだ。明日動けなくなっても、声が出なくなっても、極論として事切れてしまっても、それでも今が幸せだから構わない。




『ヤり殺してやろうか』




にやぁ、と口を裂ける程横に広げて笑う僕の大邪神様。其の台詞に、其の顔に、とんでもなく欲情する。
愛おしいね。君のそのSッ気たっぷりな瞳が。僕を捕らえてやまない夜伽も、全てを欲して僕の体の悲鳴を通り過ぎる。けれど先刻も言った通り、このまま死んでしまっても僕は後悔しないよ。
『うん、もっときて。』
情熱的に囁いて、君の唇に貪りついた。２人の唾液でてらてらと濡れる卑猥な生き物の様な唇に絡みつく。
十分過ぎる程注がれた欲望も、唾液を交換する甘ったるい口吻には敵わないだろう。




ヤり殺されるなら最後は接吻で終わりたいと、欲望に隠れた最後の理性がそう告げた。