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9/2の宿主様の誕生日をもちましてバク獏100枚書けたのでサイト閉鎖しました。 二ヶ月弱ですがありがとうございました。
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DV注意なのでワンクッション。




骨がみしりと音をたて、体中が悲鳴を挙げた。次いで腹部を思い切り蹴られて競り上がる嘔吐感に、けれど胃の中はからっぽで吐き出されるものといえば胃液だけ。喉が焼け付く様な独特な胃液の味がそれを如実に物語る。耐えられない痛みに思わず膝をつけば、底冷えするような冷めた目で射ぬかれた。
『勝手にヘバッてんじゃねェ』
ぐ、と髪の毛を捕まれて顔を引き上げられる。視線がかち合って、鋭い瞳から逃れられない。何がこんなに彼を駆り立てるのだろうか。理解の範疇をとうに越えている上に頭がグラグラして考えるまでに到達しない。僕には判らない。どうしてこんな酷いことをするのか、だとか、このままではいつか殺されるかもしれない、だとか。その瞳が気に入らない、と言って殴られて、流れる涙は生理的なものかどうかすら判断できない。
『泣く程怖い?』
にィ、と唇の端が吊り上がる、意地の悪い微笑み。ちらりと覗いた犬歯に、噛み付かれて血を流したのも記憶に新しい。
『…っ…怖く、な』
『聞こえねぇ。』
僕の台詞を遮る為に空いている手で僕の喉元を押さえ込みながら、どうやって痛め付けようかと考えている。左手で髪の毛を捕まれ、右手で喉元を押さえ込まれている状態のこの僕を更なる絶望に追い込もうとしているのだ。どうして、ねぇ、どうしてこんな事を、
『どうして、って顔してンなァ…宿主。』
くくっ、と笑いながら近付いてくる、同じ様ででも違う顔。先刻から無意識にぼろぼろと流れ続けていた涙のせいで境界線があやふやになっていく。君は僕で僕は君で、別離したと思っていた身体が、もうどちらのものかも判らない。
蹂躙されて嬲られて、ぼやけていくのは自分自身。
べろりと無数の傷跡を舐めあげられて、どうして、の理由を理解する。




絶望に追い込まれたその後は、君以外見えなくなって、君だけのものになるんだ。










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HN:
すめ。
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/05/02
自己紹介:
Coccoだいすき愛してる。
ばくばくは結婚して第三子おめでたくらいいってる。
と思ってるぐらい頭沸いてる。でも書く小説は全くそんなことはなく、たいがい甘くない。
でも甘いのもあるよ。
ほぼバク獏でたまに他。みたいな感じ。
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